買取り品、紬の反物です。
一緒に上裏(着物の白い裏地の部分)や八掛もありましたので、きっと反物だけを買い、後で仕立てをしようとしていたのでしょう。
結局、仕立てをしないまま何十年…という話はよく聞きます。
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着物の仕立てには、いろんな物が必要です。単衣(夏)などは裏地が無いので、良いのですが…
春や秋、冬に着る裏地のある着物は、上裏(上の白い部分)、八掛(裾などの色のついた部分)も必要です。
画像の紬などは、自由に八掛の色を選べます。
基本的には、着物の中にある色や、地色の同系色など…なじむ色を使います。
地味な色を選べば、大人しい雰囲気に。明るい色を選べば若々しい雰囲気になります。個人の趣味もありますが、年齢の若い方は明るめの色を選ぶと良いでしょう。
若い時は明るい八掛で着て、落ち着いた年齢になってきたら、八掛の色を地味な色に替えて仕立て替えをすると、また着られるようになります。
八掛の色を変えたり、着物の地色を変えるだけで、また新鮮な気持ちで着られたり、若い時に作った着物を今の年齢に合うようにできたり…
着物は一生ものと言われたりする理由は、これかもしれません。
また、自分の若い時の着物だけでなく、母や祖母から受け継いだ着物を自分用に作り替えるなんてことができるのも、着物ならではです。
先日、お客様で…祖母の帯を娘の結婚式に締めたかったというお客様がいらっしゃいました。古い帯で、締めるにはちょっと強度に心配があり、諦めたそうですが…
祖母を娘の結婚式に連れて行ってあげたかった…という気持ちをお聞きして、とても暖かい気持ちになりました。
形見の帯は締めるにはやはり心配なので、お家の中に飾るそうです。